個人勢Vtuberは結局のところ「Vtuber」と名乗っているだけなので、パソコンかスマホさえあれば誰でもすぐにスタートができます。
結果が出るかはもちろん別ですが、企業勢になるためには受かるかも分からないオーディションを受け続ける必要があり、ストレスも半端なものじゃありません。
この記事では最短で個人勢Vtuberとしてデビューするための方法と、必要なものを紹介していきます。
個人勢Vtuberのなり方は立ち絵と名前だけ用意すればOK


個人勢Vtuberは「自称」だからすぐにでもなれる!
個人勢Vtuberのなり方は非常に簡単で、必要なものを整えて配信や動画投稿を行うだけです。
もっと言えば配信や動画投稿すら行わず、X(旧Twitter)で「Vtuber準備中」として活動を行うだけでも十分立派な個人勢Vtuberだと思います。
以下は個人勢Vtuberになるために絶対に必要な項目です。1つ1つチェックしてみましょう。
- パソコン
- ノートパソコンでもOK
- 一番重要なのはCPUの性能(直近3年以内なら安心)
- ただしPCゲームを遊ぶなら「ゲーミングPC」が必要
- スマホだけだと制限が多すぎるので非推奨
- 名前とコンセプト
- 覚えてもらいやすい名前を決め、SNSやYouTubeチャンネルに設定する
- コンセプトは人によっては不要なものの、あるとモデルやロゴのデザインを固めやすい
- 立ち絵や・一枚絵
- 最初は2Dモデル/3Dモデルは無くても全然OK
- 配信画面にキャラを貼りつけるだけでもVtuberは自称できる
- もっとも予算を抑えてモデルを作るならVRoidがおすすめ( )
- 活動先
- 基本はSNS+配信サイトの両方を運用すべし
- 配信サイトはYouTubeとTwitchの実質的な2択
- いきなり配信・動画投稿はせず、SNSで人を集めてからの方が効果的
- REALITY、IRIAM(イリアム)のような独自配信サイトもある
- 独自配信サイトは企業からの引き抜き例もある
すぐにでもデビューする方法としては、REALITY、IRIAM(イリアム)のような独自配信サイトの利用がおすすめです。
企業勢Vtuberさんの中にもイリアム出身の方もいらっしゃるので、雰囲気を掴みたい・お金をかけずにスタートしたい方には悪くないスタートの方法だと思います。
一方でYouTubeやTwitchでVtuber活動をするとなるとパソコンや機材にお金がかかるため、自分の予算内でどんな配信方式にするかを考えておくと失敗しません。



独自配信サイトならスマホ1つで始められるよ!
個人勢Vtuberのなり方の第一歩はコンセプトから
個人勢Vtuberのなり方の手順として、私は「コンセプト→名前→立ち絵やロゴ→SNS運用→機材の用意→配信」の順番が良いと思っています。
コンセプトが決まっていると名前も決められますし、SNSをどう運用してどんな内容を発信していくかが明確です。



名前の決め方がわからない方は以下の記事をチェック!


いきなり配信するよりSNSでフォロー数を稼ごう
いきなり配信・動画投稿を行っても知名度が無いので、そもそも誰にも見られません。
初動をスムーズにするためには準備期間が重要で、ボイスのサンプルをポストしてみたり、いつ頃初配信を行うか告知するなどが重要です。
まずは「Vtuber準備中」としてSNSを運用している方を沢山チェックしてみて、どんな手法でフォロー数を稼いでいるかリサーチからはじめてみましょう。
配信機材の用意は最悪後回しでもOK
配信機材については配信・動画投稿をしつつ用意する形でもOKです。
ただしマイクだけはどうしても妥協できない部分なので、予算を抑えるにしてもマイクはこだわっておくべきです。
ド定番の配信用マイクなら、「HyperX」というブランドから購入しておけば間違いありません。
また、人気が出た際にAmazonの欲しいものリストを作っておけば、機材を買ってくれるリスナーさんも出てくるかもしれませんね。
個人勢Vtuberはモデルの用意が大変
個人勢Vtuberはモデルを自分で作らなくてはいけないので、自作ならスキルが、依頼するならお金が必要になってきます。
Live2Dモデルを依頼をすると約10~15万円近くの予算がかかってしまうため、機材代と合わせると最低でも30万円近くの予算を用意しないといけません。
見出しには「個人勢Vtuberはモデルの用意が大変」と銘打ちましたが、実は「VRoid Studio」なら誰でも簡単に動くモデルを作れます!


2Dモデルではなく3Dモデルからスタートしたい!という方にはうってつけのツールです。
無料で利用できるので、まずはVRoid Studioでモデルを作成するところからチャレンジしても楽しいと思います。
ただし簡単なエディットではVRoidっぽさが残ってしまうので、オリジナリティを高めたい方は調整が必要です。
個人勢Vtuberになるための初期費用
必須の機材 | 必要な予算 |
---|---|
パソコン | 8~15万円 |
マイク | 8000円~1万5,000円 |
モニター | 1~3万円(FPSを遊ぶなら6万円以上) |
マウス | 安物でもOK |
キーボード | 安物でもOK |
ヘッドホン・イヤホン | 安物でもOK |
個人勢Vtuberになるための初期費用ですが、20万円程度は見積もっておくと安心です。
最もお金のかかる機材はパソコンで、できれば15万円以上のゲーミングPCを用意したいところです。


15万円を一括で用意できない場合には、分割払いに対応している「ドスパラ」のようなパソコンショップから選ぶという方法もあります。
ただしPCゲームを遊ばない方なら予算を抑えられるので、どんな配信をするかは最初に考えておきましょう!



PS5やSwitchのゲームを配信したいなら「キャプチャーボード」が必要!
キャプボはおよそ1万5,000円で買えるよ!
個人勢Vtuberのデメリット
- 初動の勢いはSNSでの宣伝力次第
- モデルやロゴを用意するのは自分なのでお金がかかる
- 最初の数ヶ月はVtuberとしての収入はほぼ無いものと考えて良い
個人勢Vtuberのデメリットですが、やはり人気を得るためには自分で宣伝を行ったり、初動にお金がかかる点が挙げられます。
パソコンから配信するなら少なく見積もっても機材のために20万円が必要で、それだけでなくモデルやロゴといったVtuberとしての素材が必要になります。
デビューを派手に行うためにはどうしてもお金が必要になるため、その点が個人勢最大のデメリットになるでしょう。
個人勢Vtuberのメリット
- 収入が発生すれば取り分が大きい
- 所属企業からの制限がないため、方針を自分で決められる
- 気軽に始められる・オーディションに受かる必要がない
個人勢Vtuberのメリットですが、やはり自由度の高さが最大のメリットです。
こういっちゃなんですけど、企業勢Vtuberだった子が引退してからすぐに個人勢Vtuberとして転生することがありますよね?
ああいった事例の大半は事務所との取り分・ノルマ・人間関係といった対企業ならではのトラブルによって引退する例が多い印象があります。
一方で個人勢Vtuberなら配信スケジュールや内容も好きにできるので、転生してからの方が楽しそうな人もいたり…
まとめ
Vtuberは環境さえ用意してしまえば誰でもなれるものなので、特に難しく考える必要はありません。
個人勢Vtuberなら、機材・配信環境・立ち絵 or モデルがあればすぐにでも始められますが、すぐに始めるよりはSNSで集客を行ってからの方がスタートダッシュで失敗しません。
YouTubeやTwitchで配信したい場合にはパソコンをREALITY、IRIAM(イリアム)のような独自配信サイトならスマホ1つで始められます。
まずは自分がどんなVtuberになりたいかを考え、名前やコンセプトを固めていくところから始めましょう。